食べ物で体温調節?
バランスの良い食べ方で病気予防
日本でも先祖代々伝承されてきた生活の理恵‘おばあちゃんの知恵’はありますが漢方にも様々な知恵があります。
中医学では、食物の性質を‘’の4つに分けます。
からだの体質、季節にあわせて、体調を整えるためバランスよくとることをお勧めいたします。(体が冷えていたら温、熱のものを、体が熱がっているのではあれば、寒,涼のものを)
また、いくら良いからといって過度に同一食品を取ることはあまりよくありませんのでご注意ください。
旬の食材(野菜やくだもの)の摂取にこころがけ、バランスよい食事は免疫力を増強させ、病気予防にもつながります。
寒涼の食べ物は、体を冷やす働きがあります。
寒の性質を使って熱を冷ますために使います。
例えば、体が熱く感じたりするときは、きゅうり、トマト、スイカ、ダイコンなどの涼性の食品を取ると熱が下がり易くなり、薬の補助的な効果もあります。
生で食べ過ぎると胃腸不良を起こす場合もありますのでご注意ください。
(例えば)
もやし、緑豆、はと麦、ごぼう、春雨、とうがん、なす、バナナ、にがうり、たけのこ、セロリ、水菜、トマト、きゅうり、アロエ、わかめ、こんにゃく、緑茶、菊花茶など |
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温、熱の食べ物は体を温める働きがあります。
寒い時は、温、熱の食べ物を摂ることによって体が温められます。
体が冷えやすく、冷たい乾地の時には、ラム肉、ショウガ、鶏肉、もも、紅茶、シナモンなど体が冷えない食べ物を摂るようにします。
もちろん食物の効果はそれ程強いものではありませんが、薬を服用している時に食物を補助的に利用すれば効果が高まります。
(例えば)〜温のもの〜
なつめ、はまなすの花、黒砂糖、赤ワイン、レバー、にんじん、ショウガ、ラム肉、紅茶、もち米、栗、陳皮(みかんの皮)など |
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